【幅広い業界で採用されるロストワックス】

【幅広い業界で採用されるロストワックス】

ロストワックスは、航空機、船舶、自動車、精密機器、産業機器、医療・介護、建築と数多くの産業に採用されています。
配電盤や分電盤、産業機械など
身近なところだと自販機やエンジンのターボチャージャーやタービンブレード、ゴルフクラブのヘッドなどなど
意外と身近なところでも触れる機会の多い鋳造方法の一種です。

【特徴としては】
・3次元曲面や複雑形状が得意(形状の制限があまり無い)
切削加工では難しい3次元形状や複雑形状も容易にでき、自由なデザイン設計が可能。

・高温状態で通気性の良い鋳型に注湯しますので
部分的には2MM程度の肉厚のステンレス鋳物を製造できます。

・製品強度が高い
一体部品として鋳造することで、組み立て・溶接等による部分強度の弱点の克服が可能です。 鋳造でリブを入れたりすることで、さらに高強度にすることが可能です。

などなど特徴があります。

【安心品質体制】
全ての製品について 独立の検査専門部門にて製造部門の検査とは独立した組織として全品検査をしております。
「ダブルチェック」のサンキャスト、工場と完全分離の検査専門部隊のスタッフが全品再検査をして品質を守ります!!

ロストワックスとは

ロストワックスとは

【ロストワックスとは】

ご存じの方もそうでない方にも改めてロストワックスとはなにか。
ロストワックスを語る上で切り離すことのできない鋳造とはなにかをご紹介していこうと思います!

・ロストワックス鋳造とは・・・
ロウ(ワックス)を利用した鋳造方法の一種。
ロウで原型を作り、周りを鋳造砂や石膏で覆い固め、加熱により中のロウを溶かし出して除去することによってできた空洞に溶かした金属を流し込むと原型と同じ形をした鋳物が出来上がります。
抜き勾配やアンダーカットを考慮する必要がない等の特徴をがあります。

・ロストワックス鋳造の特徴・・・
薄い鋳造というのが最大の特徴で、薄く強度の高い鋳型ですので部分的には肉厚2mmのステンレスも鋳造出来る事が強みです。
一般家庭で良く出てくる食べ物で例えると、海老天の海老を抜いたコロモをイメージしていただけると分かりやすいかと思います。

・鋳造とは・・・
金属を熱でとかし鋳型(いがた)に流し込んで器物を作ること。(鋳型とは鋳物を鋳造するための型。金属をとかしてそれに流しこむ。)

・主な用途としては・・・
あらゆる部品、美術工芸品やゴルフクラブなど。
部品以外にも表現の幅がとても広い鋳造方法となっています。

・鋳物の歴史・・・
鋳物の歴史は古く、紀元前4000年ごろ、メソポタミアで始まったといわれています。
青銅を溶かして型に流し込み、様々な器物をつくったのが始まりです。
鋳造は人間のモノづくりの中で、最も古い技術のひとつといえるでしょう。
現在から5000年〜6000年前からあった技術と考えると世界的に文明を支え、これからの未来でも活用される技術となっています。

ロストワックス鋳造という技術は現代でも活用されている技術ですので、なにか聞きたいことやご相談があればお気軽に弊社へお問合せしてくださいね。