【複雑形状にはセラミックの使用もおすすめ】

【複雑形状にはセラミックの使用もおすすめ】

複雑形状にはセラミックの使用もおすすめ
複雑形状にはセラミックの使用もおすすめ

・内部形状が、アンダーカット構造になっている
・内部形状が複雑になっており、鋳型製作が困難
・鋳抜き穴でメクラ穴になっている
・鋳抜き穴で通り穴になっているものの、穴径に対して極端に深さがある

上記に上げている形状の品物を作製するにあたり、鋳型作製工程において通常工程では難しい分類にになってしまう。しかし模型ワックス成形時に内部構造の形状をしたセラミック中子を、WAXで包み込むかたちで一緒に成形する事により、この工程上の問題は解決し自由な設計が可能となります。
セラミックの使用は日本では、非常に高い物になりますが中国では比較的安価に出来ます。

セラミックについても少し補足をしておきますと・・・

セラミックは、人工的に作られた非金属質の素材で、現代の産業分野で非常に重要な役割を果たしています。セラミックは、高い耐熱性、耐腐食性、硬度、電気絶縁性などの特性を持っており、様々な用途に利用されています。

・セラミックの用途

その耐熱性や耐腐食性、電気絶縁性、硬度などの特性から、様々な用途に利用されています。例えば、航空機のエンジンやタービンなどの高温部品に使用されます。また、電子部品や半導体製造で利用されます。歯科医療のフィリング材や人工関節などの医療機器にも使用されています。

・セラミックのメリットとデメリット

メリットとしては、高い耐熱性、耐腐食性、硬度、電気絶縁性などの特性があります。
さらに、金属に比べて軽量であり、化学的に安定しているため、長期間の使用に耐えることができます。
しかし、比較的もろいため、耐熱性には優れるが、熱衝撃に弱く、割れやすいというデメリットもありますが、それを鋳型として使いますのでこれが逆に鋳造後に鋳型を除去し易いというデメリットに変わります。
また、セラミック製品の製造コストが高いため、鋳物価格が若干高くなることがあります。

セラミックは、その特性から、様々な分野で広く利用されています。
非常に優れた素材であり、高い耐熱性や耐腐食性、硬度、電気絶縁性などの特性を持っています。
しかしながら、セラミックは比較的もろいため、扱いには注意が必要です。今後も、セラミックの技術の発展が期待されます。

弊社ではセラミックを使用した鋳造も可能ですので、お考えの方は一度お問い合わせしてみてくださいね。